Free【春のセンバツ】久慈高、東北地区候補に 21世紀枠、八戸高は選出ならず
日本高野連は13日、第97回選抜高校野球大会(来年3月18日から13日間・甲子園)の21世紀枠候補校9校を発表し、東北地区からは岩手県推薦校の久慈が選出された。前回同様、21世紀枠は「2」で、来年1月24日に行われる選考委員会で絞られる。青森県推薦校の八戸は選ばれなかった。
久慈は今秋の県大会で3位に入り、東北大会でも初戦を突破。部員全員が地元出身で、活躍が過疎化の進む地域に元気と夢を与えている点などが評価され、2017年以来の県推薦校に選ばれていた。
この日、選手たちはチーム関係者から候補校に選出されたことを伝えられた。宇部智也主将(2年)は「率直にうれしい。チームとしてこれまで同様に地域の皆さんへのあいさつを欠かさず、勉強、野球を頑張りながら(選考委を)待ちたい」ときっぱり。エース宇部奨人(同)は「身が引き締まった。責任を感じながら日々を悔いなく過ごす」と決意を新たにした。
久慈以外では、釧路江南(北海道)横浜清陵(神奈川)小松工(石川)名古屋たちばな(愛知)山城(京都)高松東(香川)太田(島根)壱岐(長崎)が選ばれた。名古屋たちばな以外は公立校。
21世紀枠は甲子園出場の機会を広げるため、2001年の第73回大会から導入。選考委では東西を区分せずに2校が選ばれる。一般選考は神宮大会枠1校を含めて30校。