Free入学祝い金10万円支給へ 三戸町、沼沢新町長が公約実行
三戸町は12日、新年度に小・中・高校に入学予定の児童・生徒を育てる町内在住の保護者に対し、子ども1人当たり10万円を給付する入学祝い金支給事業を開始する方針を明らかにした。支給対象者は161人。同日開会した町議会定例会に、事業費1610万円を盛り込んだ2024年度町一般会計補正予算案を上程した。
「消滅可能性自治体からの脱却」を公約に掲げて11月に初当選した沼沢修二町長は、「出生数の減少に歯止めをかけたい。町民の産みたい、育てたいという思いをかなえるため、子育て支援の充実が必要だと考えた」とした。
県の学校給食費無償化等子育て支援交付金は活用せず、一般財源のふるさと納税積立基金を取り崩して充てる予定。
支給対象者は新小学生36人、新中学生60人、新高校生(就職者含む)65人。使い道として、新小学生はランドセルや学用品、新中学・高校生は制服やジャージーなどを想定する。
補正予算が可決されれば、来年1月上旬に申請書類を配布し、同月末までに申請を受け付け、2月下旬に支給する予定。