青森県主催の結婚応援イベント「あおもりライフデザインＦＥＳ」が８日、おいらせ町のイオンモール下田で開かれた。県南地方の結婚式場６施設やジュエリーショップがブースを構えたほか、パーソナルカラー診断やメーク術紹介のコーナーなども設けられた。若い世代を中心とする来場者が、結婚を含めて今後の人生設計への意識を高めた。

　県が昨年度開いた「結婚応援フェスタ」に続く取り組み。県は今年１０月、２０４０年をめどに合計特殊出生率２以上を目指す「青森モデル」を公表。若者、女性の定着、出会い・結婚、妊娠・出産など５政策を柱に取り組みを進めている。

　宮下宗一郎知事と三沢市出身の俳優奥山かずささんによるトークショーが開かれ、経験談を交え、結婚や出会いについて意見を交換した。

　宮下知事は、県内の５０歳時未婚割合が数十年前に比べ、大きく上昇している状況を踏まえ、人工知能（ＡＩ）を活用して理想の結婚相手を探す県運営のマッチングシステム「ＡＩ（あい）であう」などを紹介。「結婚に対する不安が期待、希望に変わる瞬間があるはず」と伝えた。

　会場は将来的に結婚を希望する若者やカップルらでにぎわった。