Free新年の大空待ち遠しい 洋野・角浜小で伝統のたこ作り
来年もみんなで飛ばそうね―。1月11日に洋野町立角浜小の校庭で開かれる恒例のたこ揚げ大会に向け、同校で7日、児童や地元住民がたこ作りを行い、新年の大空に浮かぶ様子を思い浮かべながら作業を楽しんだ。
町教育振興会角浜実践区が中心となり、30年以上続く伝統行事。子どもたちが仕上げたたこ絵は、えとのヘビを雄々しく、あるいはユーモラスに描写。絵の裏に竹軸を張り、たこ糸をくくり付けて制作した。同校出身の種市中の生徒は連だこを作り、試し揚げも行って出来栄えを確かめた。
参加者は完成したたこをストーブで乾かしながら、互いの近況を報告して親交を深めた。6年滝口祐大さんは「毎年たこを作っていると、今年ももう終わるんだな―と実感する。大会では誰よりも高くたこを揚げたい」と笑顔を見せた。