Free「第九」実行委が発足 本社創刊80周年事業
デーリー東北新聞社は6日、2025年に迎える創刊80周年の記念事業として実施する「北奥羽を歌でつなぐ第九演奏会」の実行委員会を発足させ、八戸市の本社で初会合を開いた。指揮者に同市出身でオーケストラ・アンサンブル金沢のコンダクター松井慶太さん、ソリストには世界的テノール歌手のジョン・健・ヌッツォさんら地元ゆかりの声楽家を招き、来年11月23、24日に「SG GROUP ホールはちのへ(市公会堂)」で開催することを申し合わせた。
ソリストはヌッツォさんのほか、地元出身者としてソプラノの間口友美さんと内田智子さん、アルトの荒屋敷和美さんと加賀ひとみさん、バスの福山出(いずれ)さんと松井永太郎さんが出演する。オーケストラは八戸市民フィルハーモニー交響楽団、合唱団は北奥羽地方の団体からの推薦者に加え、来年1月に公募して決定。ベートーベンの交響曲第九番「合唱付き」を披露する。
実行委は本社と同交響楽団、各合唱団体の関係者らで組織。初会合で広瀬知明社長(実行委会長)は「創刊80周年の最大の市民参加型イベントと位置づけている。心を一つに未来に向かって踏み出せる機会としたい」と呼びかけた。