Freeスリップ事故に注意 急な動作控え時間に余裕を 青森県警

青森県内は4日、八戸市で今シーズン初の積雪が確認されるなど、冬本番を迎えている。青森県警のまとめによると、県内で昨冬(2023年11月~24年3月)に発生したスリップ事故は166件で、3割が朝の出勤時間帯に集中。時間に余裕を持った行動など、県警は事故防止を呼びかけている。

 少雪だった昨冬は、事故発生件数が前年同期比138件減となった一方、死者数が2人増の3人に上った。負傷者数は148人減の223人だった。

 事故の発生時間帯は午前7~8時台が51件で最多。目的別では、通勤が65件と全体の4割を占めた。

 事故のうち、追突が94件で5割超。追突の原因は「安全な速度を守らない」が49件、「不適切なブレーキ操作」が36件だった。

 交通企画課は「時間に余裕を持った行動を心がけ、スリップした場合にも小刻みにブレーキを踏むなど、急な動作を控えてほしい」と冬道の運転の注意点を指摘。事故防止策として▽夏場より速度を1割以上落とす▽2倍以上の車間距離▽3分以上早めの出発▽急ブレーキや急ハンドルなど「急」を控える―を挙げる。

 
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