Free【号外で振り返る2024】⑥国際社会 「ノーベル平和賞に被団協」「米大統領にトランプ氏」「韓国大統領の弾劾可決」

【PDF】ノーベル平和賞に被団協(10月11日)

10月11日、日本に思わぬビッグニュースが飛び込んできました。

 2024年のノーベル平和賞に、日本全国の被爆者らでつくる「日本原水爆被害者団体協議会」(被団協)が選ばれました。結成から68年。くじけることなく核廃絶を訴え続けた努力が世界に認められた瞬間でした。

 しかし、世界情勢の天秤は平和を願う人々の思いを踏みにじるかのように悪い方へと傾いています。

 2022年から続く、ロシアによるウクライナ侵攻では、プーチン大統領が核兵器の使用を示唆。北朝鮮は相変わらず核・ミサイル開発を続けています。「核なき世界」の道のりはまだまだ険しいと言わざるを得ません。

米「またトラ」が現実に

米大統領にトランプ氏
【PDF】米大統領にトランプ氏(11月6日)

一方、アメリカでは11月の米大統領選挙で、ドナルド・トランプ氏が4年ぶりに返り咲き。「またトラ」が現実になりました。

 投開票の前にはトランプ氏に対する暗殺未遂事件が発生し、米国内は混乱。民主主義に対する暴力は、日本国内からも高い関心が寄せられました。

 「米国第一主義」を掲げるトランプ氏。政策や発言次第では、日本も経済や防衛の面で大きな影響を受けます。引き続き動向を注視する必要があるでしょう。

青森-ソウル線への影響は

韓国大統領の弾劾可決
【PDF】韓国大統領の弾劾可決(12月14日)

お隣の韓国では、突如「非常戒厳」を発令した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する弾劾訴追案が12月14日に可決。今もなお政治の混乱が続いています。

 青森県民にとって韓国は、青森空港からのソウル(仁川)定期便もあり、身近な存在と感じている人も多いのではないでしょうか。情勢が不安定になれば、経済や観光への悪影響も予想されます。

 新型コロナによる影響で休止されていた青森-ソウル線は、2024年に再開したばかり。客足もコロナ前の水準にまで回復しているとのニュースもあり、大統領を巡る様々な問題が水を差すような事態にならないことを祈るばかりです。

【その時とそれから】

 
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