Free地域の魅力、記事で発信 三戸高生、取材内容プレゼン

自分たちが住む町の魅力をプレゼンテーションする三戸高生
自分たちが住む町の魅力をプレゼンテーションする三戸高生

青森県立三戸高みらい探究コース専攻の3年生11人が、地域の祭りや特産物、店舗などを取材し、特色や感じたことをまとめて伝える学習に取り組んでいる。15日の授業では、取材した内容をプレゼンテーションの形で報告し、自分たちの町の深掘りした魅力を発表した。

 県教委のキャリア教育の一環で、地域価値を見える化して地域外の人々に届ける学習を通して、職業人としての能力を育てるのが目的。「サンノヘエール」代表の五十嵐淳さんが指導に当たった。

 授業は1講座2時間、全6講座。生徒は6月から、地域の魅力や興味あるものをピックアップし、記事として伝えたい要素を分析・深掘りし、関係者にインタビューするなど取材を進めてきた。

 15日の授業で生徒たちは、11ぴきのねこのまちづくりやジュノハート、カフェなど、各町の特徴的な取り組みや魅力を発表した。

 このうち、五戸町倉石地区に住む小渡心愛(ここみ)さんと木村麗誠(れま)さんは、五戸まつり倉石山車組の相内樹里さんを取材。町村合併を機に山車組を組織した歴史や、運行に関わる人数や注意点、山車づくりの楽しさなどをまとめた。

 小渡さんと木村さんは、「小さい頃から毎年参加していたが、知らないことが多くて驚いた」「自分で質問を考えて聞く経験ができて良かった。就職先の会議でも、率先して質問や自分の考えを発表できるようになったと思う」と話し、充実した表情を見せた。

 生徒たちは授業の最後の宿題として、本年度末までに内容を記事にまとめ、インターネット上の三戸郡ローカルメディア「サンノワ」で公開して地域の魅力発信につなげる。

 
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