Free野生イノシシ1頭から豚熱 軽米、県内農場に異常なし/岩手県
岩手県は17日、軽米町で見つかった野生イノシシ1頭から、豚熱(CSF)の感染を確認したと発表した。軽米町では初確認。県内の農場では異常は確認されていない。県は県内の農場などに情報を周知するとともに、感染防止対策の徹底を指導している。
県によると、このイノシシは12日、死んだ状態で発見された。県中央家畜保健衛生所(同県滝沢市)が遺伝子検査を行い、17日に陽性と判定された。
県内では17日、軽米町の1頭を含む野生イノシシ2頭の陽性が新たに確認された。陽性確認数は同日現在、198例に上る。
豚やイノシシがかかる伝染病の豚熱は、感染力が強く致死率も高いが、ウイルスは人には感染せず、仮に豚熱にかかったイノシシの肉や内臓を食べても、人の健康に影響はない。また、感染した豚の肉が市場に流通することはない。