二戸地区防犯協会連合会（会長・藤原淳市長）と二戸警察署（黄川誓二署長）は２日、市民文化会館で「カシオペア安全安心ちびっこまつり」を開いた。参加した園児らは、寸劇を通じて防犯の大切さを楽しく学んだ。

　二戸圏域４市町村と、今年から三戸町も加わり、保育園や幼稚園などの園児約５００人が来場した。

　寸劇には、同署の若手署員が扮（ふん）する戦隊ヒーロー「近未来警察カシオペア」が出演。悪役が子どもを巧みに誘い、連れ去ろうとするのを防ぎながら、会場の園児にも知らない人について行かないよう呼びかけた。

　園児たちはヒーローが戦う場面で、「頑張って」と大きな声で応援。劇の後に防犯標語「いかのおすし」のダンスも一緒に踊った。続いて、岩手県警音楽隊が人気アニメや流行の曲を演奏し、会場を盛り上げた。

　同市の「まつのまるこども園」年長の鎌田朱莉（あかり）ちゃん（６）は、「ヒーローの劇は楽しかった。いかのおすしの約束も守るよ」と話した。