Free本好き集まれ! 企画も多彩 八戸ブックフェス開幕 初の2日間開催
「本のまち八戸ブックフェス2024」が28日、八戸市の「はっち」と八戸ブックセンターで2日間の日程で始まった。青森県内外の出版社や書店、個人による個性的なブースが並んだほか、多彩な催しも企画され、本好きの市民らが思い思いに本の魅力を味わった。
同センターが、地域を「本のまち」として活性化させようと2018年から実施。これまでの来場者や出店者の要望を受け、初の2日間開催となった。
前日祭と銘打った初日は、お薦め本や古本、自費出版本などが「はっち」に勢ぞろい。出店者と来場者が本を通じて交流を楽しむ姿も多く見られた。哲学者朱喜哲(ちゅひちょる)さんとNHK「100分de名著」のプロデューサー秋満吉彦さんのトークイベントや、「本を作ろう講座 紙の本〈ZINE〉編」も大盛況だった。
同センターの音喜多信嗣所長は「ブックフェスは年々知名度が高まり、全国からお店もお客さんも集まってきている。イベントを機に、書店や同センターに来てもらいたい」と話している。
29日はマチニワまで会場を拡大し、作家髙森美由紀さん(三戸町)とラノベ作家倉世春さん(八戸市)のサイン会、同市出身の芸人九月さんのコント&サイン会を実施。そのほか、各会場で学校図書館ブックリサイクルフェアや絵本展、キッズ限定の謎解きイベントなどが行われる。
時間は午前10時半~午後3時半。出版社としてデーリー東北新聞社も出店する。