Free【chou chou10月号 Pickup】八戸の食材をパンに載せて

 津久井さんは八戸市農業経営振興センターが開催するパン作り教室の講師を務めています。シュシュ編集部の3人もパン作りに挑戦してみました。

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 【パンの材料】
 小麦粉………………………180グラム
 全粒粉………………………20グラム
 塩……………………………4グラム
 ユーロモルト…………………0.4グラム
 インスタントドライイースト……0.4グラム
 水……………………………136グラム
 ドライフルーツとナッツ………計120グラム

【①こねる】
 生地を引っ張ると薄い膜ができるようになるまで良くこねる。生地の温度は22~24℃(夏季)に保つ。冬季はこれより1~2℃上げる。



【②発酵】
 こね終えたら生地が乾かないようにラップをして発酵させる。室温26~27℃、湿度約80%に近い場所に1時間ほど置いておく。



【③分割・成形】
 円形や俵状など、作りたいパンの形にする。生地を傷めずに適度にガスを抜き、表面が張った状態で成形する。焼き上げ前には1時間くらい二次発酵させる。



【④焼成】
 温度と焼く時間が大切。この日は220℃で25分間焼いて完成!


【パン作り体験ルポ】
 今回はカットしたフランスパンの上に八戸の食材を載せてカナッペを作ることにしました。パンは▽プレーン▽ナッツとドライフルーツ入り▽フェンネル入り―の3種類。同じ生地ですが、違う具材を混ぜてバリエーションを増やしています。

 まずはパン生地の材料を計量してこねる工程からスタート。想像以上に力がいり、3人で交互に作業しました。徐々に手に生地がくっつかなくなっていくそうですが、なかなかそうはなりません。津久井さんに助けてもらい、何とかこね上げました。生地の量にも寄るそうですが、手ごねは腕力が必要だと感じました。

 フェンネルは津久井さんが南郷にある自身の畑で育てたものを提供していただきました。取材当日は気温が高く、ハーブの爽やかな香りが涼を呼び、食欲をそそりました。

 生地を発酵させている間に、上に載せる八戸産のイワシ、糠塚きゅうり、青森県産牛などの材料を準備。しばらくすると、待ちに待ったパンが焼き上がりました!外はカリッ、中はモチッ。思いがこもっていたこともあり、おいしさはひとしお。毎日忙しい人にとって、凝った料理を作るのはハードルが高いかもしれません。それでも、時には時間をかけて手作りし、心もおなかも満たすぜいたくを味わいたいと思った体験でした。

 【農産物を使ったPAIN(パン)づくり体験教室 information】
 野菜を活用したパンやワインに合うパンの教室です。参加者は講師と一緒に各自オリジナルレシピを考え、「短時間でつくるパンづくり」を体験できます。このほか、運営側が材料を用意し、参加者全員で同じパンを作る「初心者コース」もあります。

でんわ:0178-27-9163
(八戸市農業経営振興センター経営支援グループ・生産振興グループ)
e-mail:nokei@city.hachinohe.aomori.jp

 ※本紙生活情報誌シュシュ10月号の特集記事をウェブ用に再編集しました。

 
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