Free「たぶん、日本で一番平和」 三戸高生制作の町PRポスター、警察署が採用
青森県立三戸高(直町年行校長)の1年生が制作した三戸町をPRするポスターが、三戸警察署(高橋徹署長)の啓発ポスターに採用された。小中一貫三戸学園三戸小中の玄関前で、後ろ姿の警察官2人が見守り中にピースサインを作っている写真に「たぶん、日本で一番平和」「まじ安心 青森県三戸町」のキャッチコピーを合わせたユニークな作品。警察側から「犯罪を思いとどまらせ、住民をほっとさせる」と高い評価を受けた結果で、生徒と学校側としては思わぬ形に発展した格好だ。
町PRポスターは、同校が昨年度から取り組む「クリエイティ部」活動の内容を授業に組み込んだ「三戸町魅力発信カリキュラム」の授業の中で制作。1年生25人がグループに分かれて14作品を作った。
今回採用されたポスターは小泉勇斗さん、鎌倉飛龍さん、田村春翔さんの3人が、青森県内外のクリエイターの指導を受けながら写真撮影し、コピーなどを考えた。
18日に同暑で行われたポスターの贈呈式には直町校長、高橋署長、小泉さん、鎌倉さんに加えて、三戸地区少年補導協力員協議会の藤村立夫会長、松尾和彦三戸町長らが出席した。
高橋署長は「君たちの警察官に対する思いを、高校生の感性で表現した素晴らしいポスター。見ているだけで幸せな気分になれる」と賞賛。今後、警察署のほか管内公共機関に掲示するほか、クリアファイルなどにして少年非行防止活動などにも使う考えを示した。
小泉さんは「制作している時には、こういうことになるとは思ってもいなかった」とした上で、「『日本で一番平和』なことが町の魅力だと考えた。でもそれでは堅いので、上に『たぶん、』をつけることで、より親しみやすく面白くなったと思う」と制作の意図を明かした。
鎌倉さんは「警察官にピースサインを作ってもらうことで、より伝わりやすいポスターになった。『三戸は平和のまち』と言われるようになってほしい」と語った。