Freeサラブレッドの堆肥利用 東北牧場の循環型農業学ぶ 淑徳大生が研修

ニンジン畑の除草作業を行う学生ら
ニンジン畑の除草作業を行う学生ら

淑徳大(本部・千葉市)経営学部の学生12人が12~14日、東北町の東北牧場に研修に訪れ、サラブレッドの堆肥を利用した循環型農業を学んだ。学生たちは化学肥料や農薬を一切使用しない同牧場独自の農法について、体験を通じて理解を深めた。

 今回訪れたのは観光について学ぶ学生たち。同牧場のグループ会社であるホテルコンチネンタル府中(東京都)への見学をきっかけに、同牧場の取り組みに興味を持ったという。

 13日は午前中に厩舎で馬の世話を手伝った後、午後は畑の除草作業や、収穫したニンニクを1片ずつに分ける作業などの農作業を体験。除草作業では、ニンジンの葉を傷付けないよう慎重に、一本一本手で邪魔な草を除去した。

 新矢大知さん(19)は「無農薬でこんなに多くの野菜を育てられるのに驚いた。体験を通して、おいしい野菜を作るための陰の努力を知った」、數井紀久恵さん(20)は「無農薬栽培について実体験を通して学べた。将来ブライダルなどの仕事に就いた時、料理について、お客さまにより具体的に説明できると思う」と話した。

 
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