Free短歌甲子園V「故郷に錦」 八戸西高文芸部、市長に喜び報告
第19回全国高校生短歌大会「短歌甲子園2024」(同大会実行委員会主催)で、3年ぶり2度目の団体優勝を果たした青森県立八戸西高文芸部の出場メンバーらが19日、八戸市庁に熊谷雄一市長を訪ね、大会での活躍ぶりを報告するとともに、今後の文芸活動への意欲を語った。
大会は、8月16~18日に盛岡市のいわて県民情報交流センター「アイーナ」で行われた。全国から39校50チームの応募があり、昨年準優勝校の八戸西高は予選免除で出場。1次リーグ、決勝トーナメントを勝ち上がり、岐阜県立飛騨神岡高との頂上決戦を制した。
個人では2年の髙畑道磨(とうま)さんが、大会全体を通して最も先鋭的な一首に贈られる「石川啄木賞」を受賞した。
部長の3年奥銀次郎さんは「故郷へ錦を飾るという、良い報告ができて喜ばしい限り」と笑顔。髙畑さんは「1年生で出場した昨年よりも余裕があった」と自身の成長を実感。2年の脇坂望杏(のあ)さんは「今回の経験を通して、短歌の良さをいろんな人に知ってもらいたい」と意欲を見せた。
熊谷市長は「短歌は世代間交流ができ、生きていく上でも人生を豊かにしてくれる。ぜひ今回の経験を広めていってほしい」と期待を込めた。