Free近代五種佐藤選手、母校に凱旋 パリ五輪「銀」、青森山田高で報告会

母校の後輩から贈られた花束を手にほほえむ佐藤大宗選手(左)=17日、青森市
母校の後輩から贈られた花束を手にほほえむ佐藤大宗選手(左)=17日、青森市

パリ五輪の近代五種男子で日本勢初の銀メダルを獲得した青森市出身の佐藤大宗選手(30)=自衛隊=が17日、同市の母校の青森山田高に“凱旋(がいせん)”し、後輩たちに快挙の喜びを報告した。

 五輪出発前の6月にも訪問し、活躍を誓っていた佐藤選手は、首から銀メダルを下げて登場。青森山田中を含む生徒や教職員ら約1400人の大きな拍手と大歓声に手を振り、笑顔で応えた。

 ステージに登壇すると、大会中の応援に感謝。高校時代を思い起こし、「これから勉強やスポーツで壁に当たると思うが諦めず、悔いの残らない学校生活を送ってほしい」とエールを送った。

 生徒会長で3年の栗林梓さんが「私たちにとって自慢の先輩。次の挑戦が始まっていると思うが、体に気をつけてほしい」とねぎらい、花束を手渡した。

 終了後の取材に佐藤選手は「次のロス五輪まで1年1年を大切にし、目標を設定して一つずつ頑張っていく。けがすることなく、体づくりから時間をかけてやっていきたい」と語り、活躍を通してふるさとを盛り上げることも誓った。

 
お気に入り登録