Free海難防止へ救助技術競う 地元横浜町の救難所V
青森県漁船海難防止・水難救済会(会長・二木春美青森県漁連会長)は10日、横浜町の横浜漁港で海難防止技術競技会陸奥湾大会を実施し、参加した4救難所が競い合った。
漁協組合員らで構成する「救難所」の活動活性化や海難事故防止の取り組み強化が目的。新型コロナウイルス禍で昨年まで中止が続いており、今回が5年ぶりの開催。関係団体から約220人が参加した。
競技では横浜、佐井、大畑町、平内町の4救難所が整列、心肺蘇生法、火災船消火、ゴムボート操法の4競技で技を競った。このうちゴムボート操法では各チームが息の合ったパドルさばきを披露していた。
4競技を実施した結果、地元の横浜が1位となった。チームの一員で横浜町漁協青年部の杉山直也部長(36)は「念入りに練習した結果が出てうれしい。海難防止のために基本となる出航前点検、救命胴衣着用、悪天候時には無理をしないということを守っていきたい」と語った。