Free経験や情報共有、定着率向上へ 青森県内の地域協力隊、田子で初の交流会
青森県内で活動する地域おこし協力隊の現役・OBOG隊員による初の交流会が13、14日、田子町のロッジカウベルなどで開かれ、参加した協力隊員と市町村の担当職員ら約30人が、それぞれの経験やノウハウを共有して、隊員活動の活性化や卒業後定着率の一層の向上を目指した。
交流会は、元青森市地域おこし協力隊で同市の移住コーディネーターを務める黒竹健司さんが企画。八戸市や三戸町、つがる市や深浦町からも参加した。
勉強会では、弘前市の元協力隊員で現在はリンゴ農家を営みながら多角的な活動に取り組む永井温子さんと、田子町の元協力隊員で起業して現役隊員のサポートにも取り組む五十嵐孝直さんが事例発表した。
永井さんは、就農に至った経緯や事業の状況、住民団体での活動内容などを説明。五十嵐さんは、指定管理者制度や特別交付税措置がある活動内容を紹介し、卒業後の起業のポイントを伝えた。
事例発表後、永井さんと五十嵐さんは「卒業後のなりわいの事例を具体的に伝えたかった」「現役隊員が活動する地域の住民、職員とのギャップを埋めるきっっかけにしてくれれば」などと話した。
参加者はこの後交流会を開催。14日はフィールドワークとして、田子町地域おこし協力隊員の取り組み事例を学んだ。