Free佐々木さん(根城中1年)アジア1位 縄跳び団体戦で快挙

競技縄跳びのアジア大会で、団体戦ジュニア部門総合1位となった佐々木寿さん
競技縄跳びのアジア大会で、団体戦ジュニア部門総合1位となった佐々木寿さん

競技縄跳びのアジア大会(7月24~27日、川崎市)の団体戦ジュニア部門で、他県の選手と出場した八戸市立根城中1年の佐々木寿さん(12)が総合1位に輝いた。「うまい選手ばかりでプレッシャーを感じたが、ベストを出せてよかった」と笑顔を見せた。

 佐々木さんは団体戦に出場するため群馬、静岡両県の選手と「群青富士」を結成。今年3月の全日本選手権で好成績を残し、アジア大会の切符をつかんだ。本番に向けて京都市や名古屋市、静岡市の合宿に参加し、さらなる上達に励んできた。

 アジア大会には中国や韓国など10カ国の約740人が集い、熱い戦いを繰り広げた。同部門で総合得点を争ったのは5チーム。佐々木さんは30秒間の駆け足跳びの合計回数を競う「スピードリレー」や、技の出来栄えや難易度を採点する「チームフリースタイル」など3種目に参加した。縄跳びを通じた海外選手との交流も楽しんだという。

 競技縄跳びについて「技が無限にあり、やりとげれば達成感がある」と話す佐々木さん。「スピードは記録が伸びれば自信がつき、フリースタイルでは演技の戦略性がある」とそれぞれの魅力を示す。

 次に備える大会は12月14、15日に川崎市で開催する個人戦の全日本選手権。「今度は個人で世界大会に出場したい」と新しい目標を掲げる。

 
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