Free上北地方の縄文出土品一堂に 三沢で再発見フェア
縄文時代の遺物などを紹介する「地元の縄文再発見フェアinかみきた」が14日、三沢市公会堂で始まった。上北地方で出土した土器や土偶、石器などを展示。弓矢や石を使ったくるみ割りなどの体験コーナーも設け、楽しみながら縄文文化に触れることができる。16日まで。
青森県埋蔵文化財調査センターの「『地元の縄文』再発見プロジェクト」の一環。同センターと三沢市教委が共催した。
県内の縄文遺跡3581カ所のうち、上北9市町村には約3割に当たる966カ所(2023年4月現在)が所在。草創期から晩期まで約1万年続いた縄文時代の全時代を網羅するように遺跡が残っている。
土器や装飾品など、当時の生活を想起させる1257点の遺物を展示。出土品を印刷した「あおもり縄文カード」も配布している。
くるみ割りと弓矢を体験した三沢市立古間木小1年の岡田怜士さん(7)は「面白かった。昔の人が弓矢を使って生活していたのはすごい」と笑顔を見せた。
入場無料。午前9時~午後5時(最終日は同4時)。15日は午後1時から講演やシンポジウムを開催する。申し込み不要。