Freeワカサギ豊漁、競りも活気 小川原湖で秋漁解禁/東北町

競りにかけられるワカサギ=2日、東北町
競りにかけられるワカサギ=2日、東北町

秋漁が解禁された東北町の小川原湖で2日、シラウオやワカサギの水揚げが始まった。同町の小川原湖漁協(濱田正隆組合長)の小川原湖地区卸売魚市場船ケ沢分場では、秋の初競りが行われ、「初物」を求める仲買人でにぎわった。

 小川原湖では資源管理のため、春と秋に漁期を設定。秋漁は1日に解禁し、来年3月15日まで行われる。シラウオについては、2年前に青森県内で顎口虫症が確認された影響で、生食流通を自粛しており、今秋の漁は1日3隻、1隻20キロまでの制限を設けている。

 解禁日の1日が日曜だったため、初競りは2日にずれ込んだ。同日、同漁協所属の9隻が出漁。ワカサギは大サイズ478・6キロ、小サイズ446・3キロ、シラウオは43・7キロが水揚げされた。1キロ当たりの平均取引価格はワカサギの大サイズが1090円、小サイズが670円。シラウオは480円。

 同漁協市場課・生産課兼流通販売課の蛯名孝雄課長補佐は「ワカサギは魚体が大きく豊漁。1キロ千円以上の値が付く物もあり、喜ばしい。価格を維持するためにも鮮度、品質を落とさず水揚げするよう指導していきたい」と話した。

 
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