Free【chou chou9月号 Pickup】初めての苔テラリウムづくり

「苔テラリウムを作ってみたいけど、ハードルが高い」と思っている方は、ワークショップに参加してみてはいかがでしょうか? 基本を学びながらアドバイスがもらえます。今回、シュシュ編集部がワークショップ形式で「苔の青い森」の菅原康彦さんに作り方を教えていただきました。

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 【用意するもの】
 ●ガラスの器●専用の土●苔●霧吹き●はさみ●ピンセット●筆●スプーン
 【使用する苔】
 今回は、ヤマゴケ、タマゴケ、ヒノキゴケの3種類を用意していただきました。



 【①土の形状を決めて、好みの石を選ぶ】
 苔テラリウムを家のどこに飾りたいかを想像して、ガラスの中の土の形状を決めます。窓ぎわに置きたいなら、傾斜がお勧め。正面から最も良く見えるテラリウムになります。テーブルなどみんなが集まる場所に置きたいなら、平らに。どこから見ても見栄えがします。土の形状を決めたら、好みの石を選んで配置します。

 【②土の全体を湿らせる】
 テラリウムは湿度を保つ装置。苔テラリウム作りのこの段階では、全体に水が行き渡るように、たっぷりめに土を濡らします。

 霧吹きなら、強めに20回程度プッシュするのが目安です。土が湿ると、石がずれにくくなります。

 【③苔を植える】
 ピンセットで苔をつまみ、土の上に置きます。この時、筆の柄の先で苔を押さえて固定します。タマゴケとヒノキゴケは、石のきわなど目のつくところに植えるのがベスト。はさみはヤマゴケを好みの大きさにカットしたり、タマゴケやヒノキゴケを2、3本ずつ切り離したりするのに使います。

 【④玉砂利や化粧砂を敷く】
 苔を植え終えたら、一気に苔テラリウムらしくなってきました。さらに玉砂利や化粧砂をスプーンですくって敷き、景色を作り込んでいきます。これらは苔の上には置かないようにするのがポイントです。好みの景色ができたら、完成!

 【苔テラリウムづくりを終えて】
 苔を植える時、いつの間にか無言になっていました。イメージを形にする難しさもあって没頭できます。苔テラリウムの魅力の一つは、作る楽しさだと実感できました。

 【苔の青い森 information】
 苔テラリウムをはじめとした苔作品を制作し、展示会やクラフト市などで販売。オーダーも可能で、購入後のメンテナンスにも力を入れている。ワークショップも随時開催。八戸市の南部会館で行われているイベント「ツキイチツクル」にも講師として参加している。菅原さんの作品は「植物屋ARAYA」(八戸市)で取り扱いあり。

 でんわ:090-7068-2473
 Instagram:@kokeno.aoimori.kokenyan

 ※本紙生活情報誌シュシュ9月号の特集記事をウェブ用に再編集しました。

 
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