岩手県は２８日、県内６３の定点医療機関から１９～２５日の１週間に報告された新型コロナウイルス感染者が１００４人（前週比５５人増）、１機関当たりの平均は１５・９４人（０・８８人増）で、２週続けて前週を上回った、と発表した。県北地方では、久慈保健所管内が９８人（５人増）、１機関当たり３２・６７人（１・６７人増）で前週より増えた。二戸管内は３９人（５人減）、１機関当たり１３・００人（１・６７人減）で減少した。

　定点医療機関から報告された感染者の実人数が合計千人を超えたのは、今年２月５～１１日の１０８４人以来。

　保健所管内別に見ると、県内全１０保健所のうち、久慈や県央など４管内で、感染者数が前週より増加。釜石管内は増減がなかった。

　年代別では、１０歳未満や１０代、３０代、４０代、７０代が前週を上回った。

　県内では、新たなクラスター（感染者集団）が二戸管内の高齢者施設１件、久慈管内の医療施設１件など計９件発生した。