Free八戸の課題や業務に理解 市が初のインターンシップ

職員の説明に耳を傾ける参加者=26日、八戸市美術館
職員の説明に耳を傾ける参加者=26日、八戸市美術館

八戸市は26日、市職員の仕事に興味のある学生を対象とした初のインターンシップ事業「八戸市役所オープンオフィス2024」を、市美術館でスタートした。初日は採用試験についての情報提供や若手職員とのフリートークなどを実施し、参加者が市の課題や職員の業務に理解を深めた。27~30日は各部署での職業体験で、大学生ら16人が参加を予定している。

 インターンシップについて市はこれまで、学生の申し出に応じてそれぞれ受け入れ、採用の問い合わせにも個別対応していた。本年度からは期間を決めて効率的に学生を受け入れ、仕事を知ってもらうことで人材確保にも期待する。

 セミナーには、高校生から大学生までの48人(うちオンライン6人)が参加した。市人事課の職員が採用試験のスケジュールや近年の倍率などを説明し、市民連携推進課や福祉政策課など4課が業務を紹介。若手職員への質疑応答や個別相談も行った。

 同市出身で「文化を守り、発信する仕事に関わりたい」という大学3年の上野愛菜花さん(21)は、「まちづくり政策など地元のことを知る良い機会になった。職業体験も楽しみ」と話していた。

 
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