Free青森県南、猛暑級の暑さ 六ケ所34・8度、観測史上最高
青森県内は23日、南側から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響などにより、朝方から厳しい暑さに見舞われた。青森地方気象台によると、県南地方では太平洋側を中心に猛暑日に迫る気温となり、六ケ所では観測史上最高となる34・8度を記録。八戸は34・6度まで上がった。同日は、気象庁が青森県に今季初となる「熱中症警戒アラート」を発令していた。
23日午後5時時点で、青森県は24日のアラート対象から外れている。ただ、県内は24日も最高気温が30度を超える予想で、熱中症には引き続き注意が必要だ。
一方、23日の久慈は今季初の猛暑日となり、最高気温は35・4度。気象庁は24日の岩手県に熱中症警戒アラートを発令した。
八戸市中心街では23日、日傘や帽子などで暑さ対策をして歩く人の姿が見られた。市が「はちのへ涼みどころ」として開放している市美術館には、酷暑から逃れて休憩する市民も。
部活動を終えて、友人と訪れた県立八戸東高1年の中野叶絵(かなえ)さん(15)は「日差しが強くて、ここまで来るのが大変だった。小型扇風機は欠かせない。この暑さでは外で遊べない」と汗を拭った。
八戸消防本部によると、この日の熱中症疑いによる搬送件数(午後4時半時点)は、八戸市3人、階上町1人。いずれも意識はあるという。