Free三沢まつり100周年の節目 前夜祭で開幕、山車12台華やかに

100周年を迎えた三沢まつり。前夜祭には全12台の山車が集結し、祭り気分を盛り上げた=22日、三沢市のミス・ビードルドーム
100周年を迎えた三沢まつり。前夜祭には全12台の山車が集結し、祭り気分を盛り上げた=22日、三沢市のミス・ビードルドーム

三沢市の夏を彩る「三沢まつり」(市商工会主催)は22日夕、前夜祭で開幕した。前身の三社大祭から数えて100周年。太平洋戦争や新型コロナによる数度の中止や延期を乗り越え、大きな節目を迎えた。同市大町3丁目のミス・ビードルドームには、各祭礼が自作した全12台の山車が集結し、祭り気分を盛り上げた。25日まで。

 大正時代に古間木駅(現在の三沢駅)付近で火災が頻発したため、古間木地区にある不動と権現、薬師の3神社の神々を楽しませ、火を鎮めようと考えたのが起源。1925(大正14)年に三社大祭として始まり、68(昭和43)年に現在の三沢まつりに改称した。

 会場には、日本や中国の神話や伝説などをテーマにした豪華絢爛(けんらん)な山車が並び、夕闇に映えるようライトアップ。祭りばやし競演会では、子どもたちが元気なかけ声とともに笛と太鼓の音を響かせた。山車審査の結果、中央町二丁目祭礼委員会が最優秀賞を受賞した。

 同市古間木の主婦岡美耶子さん(33)は「競演会は祭礼ごとに違いがあって面白かった。山車はいつもより豪華で迫力が増していた」と笑顔を見せた。

 23日のお通りは、午後3時にみこし行列が不動神社を出発。同6時から市中心部で山車の合同夜間運行が行われる。

 
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