青森県が２２日に公表した新型コロナウイルス感染状況（１２～１８日）によると、県内５８定点医療機関から報告があった新規感染者数は７９６人（前週比２７４人増）で、１定点当たり１３・７２人（４・７２人増）となり、７週連続で増加した。１定点当たりの患者数が１０人を上回るのは３月以来。県保健衛生課によると、感染者数の増加率は１・５２倍で全国で最も大きくなった。

　保健所管内別の１定点当たりの感染者数は、上十三１８・５６人（７・７８人増）、五所川原１６・１４人（９・１４人増）、青森市・東地方１５・１７人（６・００人増）、むつ１２・８３人（１・６６人増）、八戸市・三戸地方１２・５０人（５・３３人増）、弘前８・９２人（０・５０人減）だった。

　同課は増加の要因として「お盆で人流が増えたことなどが考えられる」と分析。ただ、現時点で医療機関が逼迫（ひっぱく）する状況ではないとしている。

　今後も夏休み明けの学校再開など、さらに増加する可能性があることから、手洗いや手指の消毒、室内の換気など感染予防を呼びかけている。