Free豪華絢爛な山車、町内練り歩く 「田名部まつり」開幕

田名部神社前に並ぶ5台の山車
田名部神社前に並ぶ5台の山車

下北地域最大の夏祭り「田名部まつり」が18日、むつ市田名部地区で開幕した。20日までの3日間、京都・祇園祭の流れをくむ、豪華絢爛(けんらん)な山車5台が、笛や太鼓のお囃子(はやし)に合わせ、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈願しながら、地域を練り歩く。

 田名部まつりは、下北半島の総鎮守・田名部神社の例大祭として、江戸時代から約400年以上続く。横迎町(豪川組)、小川町(義勇組)、柳町(共進組)、本町・田名部町(明盛組)、新町(新盛組)が山車を運行する。

 初日は、午前中からそれぞれの町内を山車が回り、神社に集結。曲がり角では、掛け声を合図に車輪をうならせながら方向転換すると、沿道からは歓声や拍手が沸き起こった。

 午後6時からは市中心部で市観光協会主催の「おしまこ流し踊り」を開催。600人以上の踊り手が、たおやかな舞を見せたほか、「盛岡さんさ踊り」も行列に加わり、祭りに華を添えた。

 中日の19日は、招魂祭や前夜祭を実施。最終日の20日は市中心部を練り歩いた後、深夜には5台の山車が一堂に会し、来年の再開を誓い合う「五車別れ」でクライマックスを迎える。

 
お気に入り登録