Free練習にAI活用してみよう 八戸西高野球部でワークショップ

グループに分かれてワークショップに取り組む部員たち
グループに分かれてワークショップに取り組む部員たち

青森県立八戸西高で8日、人工知能(AI)とスポーツの未来を考えるワークショップが開かれた。この日は硬式野球部の1、2年生約30人が参加し、練習時におけるAI活用の可能性について理解を深めた。

 AIを使った人材育成などを手がける「GlobalBunny」(千葉県)の代表で、同部OBでもある大舘和史さんらが企画。ワークショップでは大舘さんに加え、弁護士の傍ら、全国各地でAIの普及活動などにボランティアで取り組む金子晋輔さんが講師を務めた。

 部員たちは7グループに分かれ、AIツールを活用した練習メニューの作成などを体験。「強いボールを投げるにはどうしたら良いか」「パワーポジションと呼ばれる力を発揮しやすい姿勢が、投球にどのように生きるのか」など、専門的な質問をタブレット端末を使って尋ねると、瞬時にさまざまな提案や回答を受けていた。

 2年の敦賀伊吹主将(16)は「自分たちが知らない練習方法をさまざま知ることができた。これからの練習に取り入れていきたい」と話した。

 大舘さんは取材に、「AIによって短い練習時間をうまく使えるようになってほしい。社会に出た時にも活用できると思う」と語った。

 
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