２０２１年１月１３日にスタートした本連載は、４１回の掲載で４７匹の猫スタッフを紹介してきた。この番外編では、過去に紹介した彼らの現在の姿を改めてお届けする。

今回振り返るのは、八戸市柏崎４丁目にある「Ｃ―ｗａｙ’ｓ（シーウェイズ）Ｃａｔ＆Ｃｏｆｆｅｅ」（塩崎聖店長）から、猫社長のヤマト君、古参のレン君、きょうだいのさくらちゃんとルル君。個性あふれる今の現在の様子は？

▽「Ｃ―ｗａｙ’ｓ」の営業時間は、平日午後１～７時。土、日曜、祝日正午～午後７時。水曜定休。時短営業、臨時休業の場合あり。

【ヤマト君】
　猫スタッフをまとめる猫社長、黒猫ヤマト君は現在推定１０、１１歳。今でもお店が開店する日は必ず出勤し、接客をこなす。年相応に体の衰えはあるものの元気に過ごしており、「良い年の取り方をしている」と塩崎店長は話す。時折くしゃみが止まらなくなり、鼻水がキラリと光っているのはご愛嬌（あいきょう）だ。

【レン君】
　お店のビジュアル担当レン君。ガヤガヤしている所が好きではなく、子猫が多くやって来るシーズンはお店に来たがらないため、今はほぼ隠居生活を送っている。３年前は頼れる優しい兄さんだったが、「子猫にヤキモチを焼いているのかも」（塩崎店長）とのこと。それはそれでかわいらしい。

【さくらちゃん】
　孤高のお姉さんだったさくらちゃんは、１年ほど前にお店の常連さんに引き取られた。慣れないと猫スタッフにも人にも歩み寄らず、少し気難しいところがある性格だったが、看板猫のような存在だった。彼女の後釜はいまだに決まっていないというので、やはりその存在感は大きかったようだ。

【ルル君】
　弱視ではあったが、店内の物の位置を把握して、器用に生活していたルル君。白とグレーの毛並みも印象的だった。２年ほど前に新しい家族ができ、元気に暮らしているという。障害があることで里親が決まらないことも多い中、ハンディキャップがあっても幸せに暮らせる証明になってくれた。

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1. ▼ 【八戸ねこ物語】（３）ヤマト君（2021/02/11）
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4. ▼ 【八戸ねこ物語】（１２）ルル君（2021/12/10）