Free久慈の滝ダム、午前10時10分ごろ緊急放流
岩手県は12日、県営の滝ダム(久慈市)について、計画規模を超える量の水の流入が予想されるとして、同日午前10時10分ごろ、ダムに流入した分の水をそのまま下流に流す「緊急放流」に移行する、と発表した。緊急放流に伴い下流河川の水位が上昇し、はん濫する可能性が高まるため、県は長内川沿線の住民に向けて、避難の検討を求めている。
県河川課によると、同日午前9時10分現在、滝ダムの貯水位は標高75・72メートル。毎秒209・22立方メートルを放流しているが、計画規模を超える水位の同78・1メートルを上回るおそれがある。
長内川の長内橋地点では午前9時10分現在、水位が3・80メートルで、はん濫危険水位の4・00メートルに迫る。