Free【台風5号】久慈の滝ダム緊急放流へ 水位が計画規模超える恐れ

岩手県は12日、県営の滝ダム(久慈市)について、計画規模を超える量の水の流入が予想されるとして、同日午前8時10分ごろから、流入した分の水をそのまま下流に流す「緊急放流」に移行する可能性がある、と発表した。緊急放流が行われれば、下流河川の水位が上昇し、はん濫する可能性が高まるため、県は長内川沿線の住民に向けて、今後の雨の状況によっては避難の準備が必要となる、と注意を呼びかける。

 県によると、同日午前4時半現在、滝ダムの貯水位は標高63・75メートル。毎秒194・71立方メートルを放流しているが、多量の水の流入が続けば、計画規模を超える水位の同78・1メートルを上回るおそれがある。

 県河川課によると、緊急放流に実施する際は、おおむね1時間前に通知する。実施に当たっては、下流の住民に対しサイレンなどで知らせる。

 
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