Free会場を笑いの渦に がん闘病、健康の大切さも 山田邦子さん、おいらせで講演

町民らの前で講演し、笑いを巻き起こした山田邦子さん(左)
町民らの前で講演し、笑いを巻き起こした山田邦子さん(左)

お笑いタレントの山田邦子さん(64)が8日、おいらせ町を訪れ、町民交流センターで「大丈夫だよ、がんばろう!」と題して講演した。山田さんはブレイクのきっかけとなったバスガイドネタを披露するなど、会場を笑いの渦に巻き込んだほか、乳がんを患った経験を元に、健康の大切さを町民らに伝えた。

 講演は町が主催する「おいらせの学びカレッジ」の一般講座として開催された。山田さんはステージに登場してすぐに「広瀬すずです」「綾瀬はるかです」と自己紹介でボケを連発。歌手瀬川瑛子さんのモノマネも披露するなどし、観客の笑いを誘っていた。

 その後は2007年に乳がんを患い、闘病生活を送った経験を伝え、「がんにならない、または早期治療をするために免疫力を高めよう」と観客に呼びかけた。誰もが歌える童謡の「春が来た」や「雪」などを会場にいる全員を巻き込んで歌い、歌唱することでの健康法を実践した。

 講演には町内外から158人が集まり、終始会場に大きな笑い声が響いていた。おいらせ町の会社員佐々木政人さん(51)は「お客さんを巻き込んで話を進めるのが面白かった。久しぶりにこんなに笑った。健康のために、たまにはお酒を休もうかな」と笑いながら話した。

 
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