お盆の帰省ラッシュが１０日、本格化し、東北新幹線などが発着する八戸駅でも、休暇に合わせて帰郷した人や出迎える家族らであふれた。

　ＪＲ東日本によると、同日午前９時８分東京発新青森行「はやぶさ１１号」の乗車率が約８０パーセントに上るなど、新幹線は終日混み合った。

　八戸駅の新幹線改札口では、列車が到着するたびに荷物をたくさん持った降車客でいっぱいとなり、久しぶりに会った人を見つけて手を振ったり、再会を果たして抱き合ったり、ハイタッチしたりする姿が見られた。

　駅構内では、青森県南地方８市町村によるイベントも行われ、八戸市の「いかずきんズ」などのマスコットキャラクターが帰省客を出迎えた。

　神奈川県小田原市の看護師日野莉奈さん（２９）は、息子の陽仁君（３）、娘の桜寧ちゃん（２）と共に八戸市内の実家に帰省。「待ちに待ったお盆休み。みんなで三沢航空科学館や浅虫水族館を訪れたい」と話していた。