Free個性あふれる味で勝負 「すぎやま」(横浜町)の山口さん、アイス商品化
土産品などを販売する横浜町の会社「すぎやま」の山口大輔さん(28)が、2種類のカップアイスを開発した。一つ一つを手作りした商品の特徴は味にある。特に10日発売の「津軽海峡の塩味」はなかなかに強い塩っ気に仕上がっていて、山口さんも「賛否のある味」と語るほど。個性あふれるアイスは消費者に受けるか―。
アイスは「HOSHINOHATENA(星のはてな)」の商品名。すぎやまが運営する「トラベルプラザ サン・シャイン」(同町)で販売する菜の花ソフトクリームをカップアイスにした、蜂蜜味が際立つ「菜の花ソフトクリーム味」と新しく開発した「津軽海峡の塩味」の2種類がある。
塩味は、風間浦村の駒嶺商店が販売する「津軽海峡の塩」を使ったタイアップ商品。塩味と甘みのバランスに苦労し、試行錯誤の末に完成させた。反響を狙って強めの塩味に仕上げたという。
長崎県出身の山口さんは、すぎやまの社長の孫と結婚した縁で今年2月に町へ移住した。溶接業からの転身。現在はサン・シャインなど2店舗の店長として広報、営業、商品の開発なども手がけ、「青森のおいしい物を全国に広げたい」という思いで商売に励む。
カップ詰めなど一つ一つを手作業で作り上げた自慢のアイスに、「面白い味に仕上がっている。だまされたと思って食べて」とPR。秋の発売を目指し、ブルーベリー味も開発中だ。
アイスは「トラベルプラザ サン・シャイン」「サン・シャイン七戸十和田駅店」「道の駅よこはま 菜の花プラザ」「食事処ばんやめし」(風間浦村)で販売。価格は税込み380円(菜の花プラザは385円)。容量100ミリリットル。