岩手県は７日、県内６３の定点医療機関から７月２９日～８月４日の１週間に報告された新型コロナウイルス感染者が８９９人（前週比１１１人増）、１機関当たりの平均は１４・２７人（１・７６人増）だった、と発表した。感染者数が前週を上回るのは７週連続で、県内では感染の拡大傾向が続いている。

　県北地方の感染者数は、久慈保健所管内が５６人（１２人増）で１機関当たり１８・６７人（４・００人増）、二戸管内が９人（４人増）で１機関当たり３・００人（１・３３人増）―といずれも前週から増えた。

　保健所管内別に見ると、県内全１０保健所のうち、一関、盛岡市を除く８管内で、感染者数が前週より増加。年代別では、１０歳未満や３０代、５０代、６０代、８０歳以上が前週を上回った。

　県内では、新たなクラスター（感染者集団）が、久慈管内の高齢者施設１件など計１６件発生した。