Free広沢安任の人生、箏や歌で表現 三沢「おこと教室」演奏会

静かに弦をはじいて情緒ある音色を響かせる生徒
静かに弦をはじいて情緒ある音色を響かせる生徒

三沢市の生田流正派「おこと教室『和・輪・わの会』」(栗村雅楽夏代表)は4日、市公会堂で演奏会「浴衣ざらい」を開き、教室に通う生徒が情緒あふれる箏(こと)の音色を響かせた。今年は旧会津藩士で、戊辰戦争後に旧斗南藩に移ってから現在の三沢市で日本初の洋式牧場を開いた広沢安任を題材にした曲を初めて披露した。

 1部では教室に通う約20人が日頃の稽古の成果を発表。「さくらさくら」や「荒城の月」などの歌曲や歌謡曲を演奏した。

 2部では「広沢安任ものがたり」と題し、幕末の動乱期に始まり、広沢が現在の三沢市で牧場を開いて数々の功績を上げるまでの人生を箏と歌、ナレーションで表現。栗村代表を含む、生徒全員で弦をはじき、哀愁ある音色を響かせた。

 
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