Free伊空軍機が三沢到着 6日から空自と共同訓練
航空自衛隊とイタリア空軍との共同訓練「ライジング・サン24」が6日から3日間の日程で、三沢基地を拠点に始まる。5日夜には、イタリア空軍の戦闘機「ユーロファイター」などが三沢に到着。期間中は三沢基地や周辺空域で、ユーロファイターや空自三沢のF35A戦闘機などが空中戦を想定した訓練などを行う予定だ。
空自と同空軍の共同訓練は昨年8月に初めて小松基地(石川県)で実施したが、三沢基地では初めて。
空自三沢基地渉外室や三沢防衛事務所によると、訓練には空自と同空軍のF35A戦闘機4機ずつと同空軍のユーロファイター4機、早期警戒機や空中給油機などが参加。同空軍からは約280人の空軍兵が参加し、米軍三沢基地の米軍機も加わる。早朝や夜間の訓練は行わない見通しだ。
ユーロファイターは、イタリアと英国、ドイツ、スペインが共同開発。イタリア空軍は主力戦闘機として運用する。同空軍のF35Aやユーロファイターは5日午後9時過ぎから、三沢に順次到着。空自による歓迎セレモニーは到着が当初予定よりも遅れ、全て取りやめになった。
周辺住民からは騒音や事故の発生に懸念の声も。三沢基地周辺町内連合会の種市光雄会長は訓練に理解を示す一方、「市街地上空での訓練はもってのほか。機体整備をしっかり行い、事故だけは起こさないでほしい」と注文を付けた。