Free幻の「南郷牛」デビュー 道の駅なんごうでステーキ提供、直売所で販売も

提供するA4ランクの南郷牛ステーキセット
提供するA4ランクの南郷牛ステーキセット

八戸市南郷で育った、柔らかな肉質と甘みのある脂身が特長の「南郷牛」の取り扱いが1日、同市の道の駅なんごうで始まった。レストランでのステーキ提供や、直売所での販売を行う。関係者は、南郷村時代から根強いファンがいる“幻の牛肉”による地域振興に期待をかける。

 これまで南郷産牛などとして手がけており、おいしさに定評があったが、消費者から「どこで売っているのか分からない」との声が寄せられていたという。

 食肉総合卸業のヨシモトミート(同市)の協力により、南郷の市ケ関牧場で生産された黒毛和種の未経産牛などと定義付けし、販売できることになった。

 レストランで扱うステーキは、A4ランクのロース150グラム。ソースはおろし、黒にんにく、わさび醤油(じょうゆ)の3種から選べる。ごはんやみそ汁、小鉢の付いたセットは税込み3100円、単品は2700円。直売所では、上カルビ250グラム2200円、ハンバーグ2個850円などを扱う。

 南郷では、夏のブルーベリーや秋のそばが特産。通年で出荷できる南郷牛によって、地域の魅力発信や集客力の強化が見込める。

 施設を管理する、なんごうプラザの米内祐逸支配人は「バーベキューや牛串で人気を集めている。地元ブランドの浸透を願う」と話した。

 営業時間は、レストラン午前11時~午後3時、直売所午前8時~午後6時。

 
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