Free【新型コロナ】感染6週連続で増加 患者急増、対策呼びかけ/岩手県内

岩手県は31日、県内63の定点医療機関から22~28日の1週間に報告された新型コロナウイルス感染者が788人(前週比180人増)、1機関当たりの平均は12・51人(2・86人増)で、感染者数が6週連続で前週を上回った、と発表した。県内の感染が拡大傾向にあるとして、県医療政策室は交通機関を利用する場合や大人数で集まる場合など、場面に応じて適切な感染対策を講じるよう県民に呼びかけている。

 1機関当たりの感染者数が10・00人を超えたのは、11・28人だった今年3月11~17日以来、19週ぶり。

 県北地方の感染者数は、久慈保健所管内が44人(22人増)、1機関当たり14・67人(7・34人増)で、前週より大幅に増加。二戸管内は5人(8人減)、1機関当たり1・67人(2・66人減)で減少した。

 保健所管内別に見ると、県内全10保健所のうち、久慈や奥州など8管内で、感染者数が前週より増えた。

 年代別では、前週から増減がなかった60代以外の全年代が、前週を上回った。特に、10歳未満(149人、1機関当たり2・37人)や10~14歳(84人、1機関当たり1・33人)、親世代に当たる40代(96人、1機関当たり1・52人)が目立っている。

 県内では、新たなクラスター(感染者集団)が13件(9件増)発生した。

 
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