Free一流の技術、中学生に伝授 元プロ髙橋尚成さん、南部町で野球教室

バッティングフォームを熱心に指導する髙橋尚成さん

米大リーグでも活躍した元プロ野球選手の髙橋尚成さんを招いた南部町野球教室が27日、町福地体育センターで開かれ、野球に打ち込む町内の中学生が、名選手が培った技術を学んだ。

 野球教室は町が主催し、町内のはらだクリニック(原田英也院長)などが後援。髙橋さんは5年連続で町を訪れており、教室開催前には町ふくち運動公園福地野球場に設置された記念ブルペンの除幕式も行われた。

記念ブルペンを除幕する関係者

 同日は雨でグラウンドが使えなかったため、教室は屋内で開かれた。髙橋さんは、「野球では走り始め5メートルのスピードが重要」「内野守備はボールの取り方よりも入り方が大切」「ジャンピングスローでは、自分の想像と体の動きを一致させて」などと、野球の基礎技術を繰り返し、分かりやすく指導。ティーバッティングではフォームの作り方を教えるなど、プロの技術を惜しげなく伝えた。

 最後に髙橋さんは、「皆さんは野球の技術も人間性も成長過程にある。さまざまなことを楽しみ、興味を持って前に進んで」とエールを送った。

 教室に参加した福地中野球部主将の木村将也さん(14)は、「特に『野球は必ず失敗が起こるスポーツ。失敗しても周りがカバーしてくれるし、挽回するチャンスは必ず来る』という言葉が心に残った。教えられたことを生かして地区大会優勝を目指したい」と話した。

 
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