Free緊急避妊薬情報を一元化 新たに医療機関リストも 八戸薬剤師会、HPで公開

緊急避妊薬の提供体制について公開している八戸薬剤師会のホームページ
緊急避妊薬の提供体制について公開している八戸薬剤師会のホームページ

三八地域の薬剤師で組織する八戸薬剤師会(阿達昌亮会長)は、望まない妊娠を防ぐため性交後に服用する「緊急避妊薬(アフターピル)」について、取り扱う医療機関などの情報を同会ホームページ上で公開している。阿達会長は「必要としている人の手に、確実に薬を届けたい」と、情報の周知を図っている。

 緊急避妊薬は、性交後72時間以内に内服し、排卵を遅らせるなどして妊娠の可能性を下げる。服用が早いほど避妊率が上がるため、女性は迅速な対応が求められる。

 同会ではこれまでも、院外処方箋に対応できる薬局リストを公表してきたが、6月下旬からは新たに診察が可能な医療機関のリスト、性暴力や性被害に対応する相談窓口についても掲載し、情報を一元化した。リストは随時増やしていく方針。

 情報は八戸市の公式LINE(ライン)内からもアクセス可能。阿達会長は「時間がない中で、病院などを探し回ることがないよう、整備されたものが必要と考えた。必要な人に情報が届いてほしい」と話していた。

 
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