Free業務ゼロファクス年度内に 青森県庁、働き方改革、ペーパーレス化の一環

青森県は職員の働き方改革に向けたペーパーレス化の一環で、県庁業務の「ゼロファクス」を目指す。やむを得ない場合を除き、本年度内をめどにファクスによる連絡をメールなどの代替手段に切り替え、在宅勤務をはじめ、多様な勤務推進を後押しする。

 県によると、出先機関を含む知事部局などのファクス265台を昨年4~12月に調べたところ、千件(平日の1日換算で約6件)以上の送信は全体の約16%、受信は約28%、500~千件は共に10%台後半だった。ファクスを使わなければ期間内に約31万5千枚を削減できた試算になるという。

 宮下宗一郎知事は30日の定例会見で「年間使用量と比べると全体の1%もいかないが、できることから始めるのが大切」とし、デジタルトランスフォーメーション(DX)に率先垂範の姿勢を強調した。

 災害対応などで必要なファクスは使用を継続するほか、ファクスしか対応しない事業者・団体とのやりとりでも県側は紙の出力をやめるという。

 
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