Freeその味覚“ダイヤモンド”級 「チョコ南部プレミアム」国際的な評価獲得

「ダイヤモンド味覚賞」に輝いた「チョコ南部PREMIUM Tablet Choco(プレミアム タブレット チョコ)」=29日、盛岡市

南部せんべいの製造、販売を手がける二戸市の小松製菓(小松豊社長)の商品「チョコ南部PREMIUM Tablet Choco(プレミアム タブレット チョコ)」が、食品や飲料品の味を審査する国際味覚審査機構(ITI、本部・ベルギー)の2024年の審査会で、最高評価の「3ツ星」を獲得、初出品から10年間で3ツ星を7回受けた商品をたたえる「ダイヤモンド味覚賞」を受賞した。小松社長は29日、岩手県庁での取材に「日本だけではなく世界中の方々にわれわれの商品が認められた。二戸発の代表的な商品が受賞できて、大変うれしい」と喜びを語った。

 同社が15年12月に販売を開始した同商品(6枚入り、税込み810円)は、口溶けの良いミルクチョコレートに、香ばしいゴマの南部せんべいやローストしたアーモンドを刻んで合わせた、手軽に食べられる菓子。東京都内の洋菓子店「マ・プリエール」オーナーシェフの猿舘英明氏(二戸市出身)が味を監修した。

 小松製菓は17年からITIの審査会に同商品を出品。同社によると、24年の審査会で優秀味覚賞を獲得した世界中の商品2673点のうち、チョコレート製品では同商品が唯一、ダイヤモンド味覚賞に輝いた。

達増拓也知事(左から2人目)に受賞を報告した小松豊社長(同3人目)ら=29日、盛岡市

小松社長や猿舘氏らが29日、県庁で達増拓也知事に受賞を報告。達増知事は受賞をたたえたほか、「多層構造で奥深い味。食べた人の幸福度を高める効果が確実にある」と絶賛した。

 同商品は現在、直営店「北のチョコレート工場&店舗 2door(ツードア)」(二戸市)などで購入できる。

 
お気に入り登録