Free親子で学ぶ、八戸のLNG 本社主催でバスツアー
デーリー東北新聞社は27日、八戸市豊洲のENEOSエルエヌジーサービスとの共催で、八戸LNG(液化天然ガス)ターミナルを見学する親子バスツアーを開いた。市内外から小学生と保護者計19人が参加し、LNGの性質やターミナルの役割について学んだ。
同ターミナルは、貯蔵量14万キロリットルのタンクを2基併設する、北東北最大級のLNG輸入・供給基地。LNGローリーや内航船などを使い、東北や北海道に出荷している。
同社の担当者が、LNGがマイナス160度の液体であることや、天然ガス(気体)と比べて体積が600分の1であることなどを説明。子どもたちはLNGと温度帯が近い液化窒素を使った実験を体験した。
バスに乗って構内を移動し、LNGタンクや、外航船桟橋や内航船桟橋などの主要設備を見学。ローリーに体験乗車したり、防火服を着用してみたりと、LNGへの理解を深めた。
市立西園小5年の清川華那さんは、母の由美子さんと参加。「海外からLNGを受け入れているのを初めて知った。タンクのエネオスマークが日本で一番大きいと知って驚いた」と話していた。