Free高校生“あまちゃん”活動スタート 観光客に久慈の魅力発信

捕れたばかりのウニの観光客への提供を手伝う鈴木心優さん(右)と菅野詠さん(中央)
捕れたばかりのウニの観光客への提供を手伝う鈴木心優さん(右)と菅野詠さん(中央)

久慈市の高校生海女クラブによる今季の活動が24日、市内でスタートした。メンバーは岩手県立久慈東高の1~3年11人。8月18日までの期間中、市小袖海女センターや市観光情報センター「YOMUNOSU」で、おなじみのかすりはんてん姿で観光客をおもてなしする。

 クラブは「北限の海女」を活用した観光PRのため、市観光物産協会(山本えり子会長)が2008年から、夏休み中の地元高校生に協力を要請して実施している。17年目のメンバーは下舘琉香さん(3年)、穴津子凛さん、菅野詠さん、尾形澪さん、北村結愛さん、鈴木心優さん、澤里心遥さん(以上2年)、久慈ひよりさん、玉川結月さん、見年代凛さん、髙橋梨花さん(以上1年)。

 初日は菅野さんと鈴木さんが小袖海女センターで活動した。2人はベテラン海女が素潜りで捕ったウニを岸で受け取ったり、殻を割ったウニを希望者に提供したり。観光客との記念撮影にも笑顔で応じた。

 昨季に続いて活動する鈴木さんは「来てくれた人に笑顔で帰ってもらえるよう頑張る」、初挑戦の菅野さんは「『あまちゃん』を見て実際に(かすりはんてんの)衣装を着てみたかった。活動を通じて自分も地域の魅力を再確認できれば」と張り切っていた。

 27日からはクラブメンバーがYOMUNOSUでかき氷の販売も行う。
      

 
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