Free淡紅色美しく 古代ハス見頃 八戸・対泉院
八戸市新井田の対泉院で「古代ハス」が見頃を迎えている。24日は早朝から写真愛好家が訪れ、盛んにシャッターを切っていた。
以前は8月に入ってからが見頃だったが、近年の猛暑の影響からか、開花時期が早まっているという。
約2千年前の地層から見つかった種子を発芽させたもので、携わった植物学者の大賀一郎氏にちなみ、「大賀ハス」ともいわれる。同院内にある貴福池では今年、先週ごろから開花し始め、淡い紅色の花がいくつも見ることができる。
つぼみが膨らんで、いったん花を閉じた後、翌朝に開花し、昼ごろに閉じる。これを3日ほど繰り返し、花びらを落とすという。訪れた写真愛好家は「早起きして来たが、この世のものとは思えないほどの美しさ」と話していた。