Free岩手県内で手足口病が警報レベル 二戸、久慈保健所管内で多く

岩手県は24日、口の中や手足に水疱(すいほう)を伴う発疹が出る感染症で、子どもを中心に流行する手足口病について、今月15~21日の1週間に県内40の定点医療機関から報告された患者数が1機関当たり6・18人(前週比2・13人増)となり、警報の目安としている5・00人を上回った―と発表した。県は感染予防対策の徹底を求めている。

 県医療政策室によると、県内で警報の目安を上回る流行が起きたのは2022年9月5~11日の週(6・15人)以来。

 患者数を保健所管内別で見ると、最も多かった二戸管内は1機関当たり11・50人(4・50人増)。次いで久慈管内が10・00人(3・00人増)。警報の目安を上回ったのは二戸や久慈、一関など6管内。

 手足口病は、主に飛沫(ひまつ)や接触を介して感染するほか、便と一緒に排せつされたウイルスが口に入り感染する。特に乳幼児がかかりやすいとされる。

 同室は、流水と石けんによる十分な手洗いを行い、タオルの共用を避けるよう注意を促すとともに、高熱や嘔吐(おうと)、頭痛、視線が合わないなどの症状が見られたら、医療機関の受診を検討してほしい―と呼びかけている。

 
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