Free縁起良い「コウジンメヌケ」上場 八戸沖で珍しい高級魚

八戸沖で水揚げされた「コウジンメヌケ」=22日、八戸市第2魚市場
八戸沖で水揚げされた「コウジンメヌケ」=22日、八戸市第2魚市場

八戸市第2魚市場に22日、八戸沖で水揚げされた高級魚のコウジンメヌケ6匹が上場された。八戸沿岸で漁獲されるのは珍しく、市場関係者の注目を集めた。

 八戸港所属の底はえ縄漁船「第58大勝丸」が21日に水揚げした。鮮やかな赤色が特徴のコウジンメヌケは、深海に生息するメヌケ類の一種。主に高級飲食店で扱われ、縁起の良い魚として祝いの席でも提供される。コウジンは漢字で「幸神」と表記することもある。

 上場された6匹のうち、最も大きいのは重さ6・6キロ。卸売業の八戸魚市場によると、競りの結果、箱単価(1匹)で2万3千~1万3千円の値が付いた。1キロ当たりの平均は約4千円という。一部は地元の飲食店などに流通する見込み。

 第58大勝丸の船主(71)は「コウジンメヌケを八戸で水揚げできることは年間で見ても少ない。こういう魚が取れると面白くてやりがいがある」と語った。

 
お気に入り登録