Free南部町より“愛”を込めて ハート形のスイカ出荷

「南部華手毬」の生育を確認する大向嘉峰さん=20日、南部町
「南部華手毬」の生育を確認する大向嘉峰さん=20日、南部町

南部町の大向嘉峰さん方で、農業用ハウスを活用した宙づりのスイカ「南部華手毬(はなてまり)」が栽培されている。皮の近くまで甘く、棚持ちの良さが特長。今季からはハート形も出荷することになり、「ジュノハートのまち」に、かわいらしい特産品が仲間入りしそうだ。

 スイカ生産は今年で3年目。オリジナルのブランド名は、愛犬の名前と地域の伝統的なお守り「南部姫毬」にちなんで命名した。つるすことで病害の確認がしやすく、着色を進める「玉返し」が不要になるという。

 ハート形は「遊びで昨年から作り始めた」(大向さん)。プラスチック製の型に入れて育てるが、スイカの生育は思ったより速く、入れ物が壊れてしまうこともあった。今年は反省点を踏まえて、結束を工夫。そのほか、中身の空洞をなくす方法などを模索しながら育てている。

 収穫は7月下旬から8月中旬にかけて、ハート形20個、丸形1200~1500個程度を予定する。ハート形は、オンラインショップで丸形との計2玉セットで販売。丸形は、地域の産直施設などで取り扱われるという。

 
お気に入り登録